FORUM

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【返信】

【 サバービアの憂鬱 】

本サイトのSuburban areaでお伝えしたように、「サバービアの憂鬱」の文庫版を出す年がやってまいりました。文庫版で使いたいと思っていた新しい資料もだいたい出揃い、それに目を通しつつ、流れを作っているところです。そこで、あまり数は多くないとは思いますが、単行本の方の「サバービアの憂鬱」をお読みになった方々に、このFORUMを使って、本の感想やご意見などをお聞きできればと思います。時々ネットで、絶版になっているこの本をいまも探している方をお見受けするのですが、どんな関心から探しておられるのかもお聞きできればと思います。もちろん、この本に対する意見だけでなく、たとえば日本のサバービアの憂鬱≠ノついてのご意見なども大歓迎です。どしどし投稿してください。ではよろしくお願いいたします。
                                                          大場正明


webmaster さん Mail 2001/01/07 <Sun> 13:53:43

【 Re[1] サバービアの憂鬱 】

えー、こんばんは。
先日、渋谷の飲み屋で同席した者です。
年末、『サバービアの憂鬱』を読み返したくなっていたので、
偶然とはいえ、まさかご当人にお目にかかれるとは(笑)。

再読しようと思ったきっかけは、
●中村融・山岸真編『20世紀SF(2)1950年代』(河出文庫)
を読んだためですが、巻末の解説にて編者の中村氏は
50年代アメリカのSF小説に共通するトーンを
「『平和な郊外生活が、目に見えない脅威にさらされている』という感覚である」
と分析しています。

というか、ここには『サバービアの憂鬱』のエコーが感じられるんですよね。


大城譲司 さん Mail 2001/01/23 <Tue> 00:25:23

【 Re[2] サバービアの憂鬱 】

大城さん、こんばんは。メッセージ、ありがとうございます。こちらこそ偶然とはいえ、この本の読者にお目にかかれるとは思いませんでした。できればあの場でもっと本の感想をいろいろ聞きたかったのですが、戻って調べごとをせねばならず、非常に残念でした。
そのきっかけのお話もすごくよくわかります。50年代のサバービアについては、主流文学よりもSFの方が敏感に反応していた部分が確実にあると思いますので。最初にこの本を書いたときは、ディックに1章をさくのをどうしようか、けっこう迷いました。SFに興味のない読者のことを考えると、章が変わって突然、ディックが出てくると面食らうのではないかという気がして。でもやっぱりSFの要素を絶対に入れるべきだと思って、あの1章を盛り込むことにしました。
また時間があったらぜひ飲みましょう。沖縄の陶器と料理のお話もしたいですし。本を再読して、また何か思うことがありましたら、ぜひ投稿をお願いします。ではまた。


webmaster さん Mail 2001/01/23 <Tue> 03:08:17

【 Re[3] サバービアの憂鬱 】

こんばんは。
ディックについてですが、前述の『20世紀SF(2)』にも
もちろんと言うべきか、「父さんもどき」という短編が収められています。
『サバービアの憂鬱』でディックが取りあげられたことについては、
まったく違和感をおぼえなかったと記憶していますが、
……いや、それはぼくがSFファンだったからかもしれません(笑)。

スティーヴン・キングにも1章を割かれていますが、
数年前、邦訳が刊行されたジャック・ケッチャム『隣の家の少女』(扶桑社文庫)は、
キング絶賛の凄惨な「ホラー」でした。
たしかこれも50年代アメリカの郊外を舞台としています。

……と書いていて、なんだか大場さんが書評を書いていたような気もしてきました@スタジオボイス。
(違っていたらすみません。)


大城譲司 さん Mail 2001/01/30 <Tue> 03:36:59

【 Re[4] サバービアの憂鬱→ディック&ホラー 】

大城さん、こんばんは。
このサイトのmovie(book)→genre→science fictionのコーナーにある「ディックと映画」でも触れていることなのですが、ディックに時代が追いついたというか、現代の日常がディック化したというか、そういう意味では、いまではもうサバービアという文脈にディックが出てきても違和感ないだろうなと思っています。「トゥルーマン・ショー」なんて、わたしには「時は乱れて」がヒントになっているとしか思えませんでした(笑)。
いえ、ケッチャムの書評は書いてませんが、「隣の家の少女」は、今回の文庫版で取り上げる本の候補の一冊にはなってます。大城さん、ホラーの方も好きなのですか。新しいもので、これはというお薦めがあったらぜひ教えてください。最近、あまりホラーはチェックしてないものですから。ひとつよろしくお願いします(笑)。
ではまた。


webmaster さん Mail 2001/01/31 <Wed> 02:27:34

【 パーキー・パットの日々? 】

2月6日付け朝日新聞朝刊、文化欄にて「リカちゃんタウン分譲中」という記事が掲載されています。リカちゃん人形の発売元であるタカラが銀座の「博品館」内にてリカちゃんの暮らす「にじいろが丘」を「造成」し、「分譲」するという企画だそうです。

「酔狂なことであるだなあ」とか思って、紙面をめくると、今度はミサワホームの「いい土地・いいおうち」という広告が。
ディック・ブルーナのミッフィーちゃんが広告キャラクターとして用いられていて、「宅地フェアの会場では、ミッフィーグッズが当たる抽選会を随時開催」しているそうです。

ディックの短編「パーキー・パットの日々」を、俄然、読み返したくなる衝動に駆られてしまいました。


大城譲司 さん Mail 2001/02/09 <Fri> 03:10:12

【 Re[1] パーキー・パットの日々? 】

その記事は読んでないですけど、すごい企画ですね、リカちゃんサバービア! うーん、笑い事ではないですね。「パーキー・パット〜」を読み返したくなるという衝動、すごくよくわかります。まさに時代はディックに追いついてしまったという証のような話です。ディックを取り上げるのに戸惑うどころか、もはやSFに無縁の読者にも必須という感じですね。とても参考になりました。ありがとうございます。

webmaster さん Mail 2001/02/10 <Sat> 01:20:31

【 Re[2] パーキー・パットの日々? 】

上記の記事中には、作家の藤原智美氏のコメントが。

「『郊外の主婦が幸せ』という虚構に、もう女性たちは気づいている。だからこそ、リカちゃんタウンに数百円払ってファンタジーを自己確認するんですよ」

もしお読みになりたいのであれば、ファクシミリでお送りしますので。

そういえば発売中の「婦人公論」にて「我ら郊外派」とかいう鼎談が掲載されているようです。面子はミュージシャンの大貫妙子など。
未読ですが、なんとなく大場さんのテーマとはリンクしてなさそうです(笑)。ご参考までに。


大城譲司 さん Mail 2001/02/12 <Mon> 20:06:30


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