1993年に東京書籍から「サバービアの憂鬱」という本を出しました。これは、アメリカのサバービア(郊外住宅地)の戦後から現代に至る発展過程や、家族と個人、ライフスタイル、政治や人種問題との関係などをめぐる諸問題を、映画、小説、ノンフィクション、音楽、写真やその他のアートなどを通して検証する本でした。本の評判は悪くなかったのですが、残念ながらそれがセールスに結びつかず、現在は絶版になっています。しかし今年(2000年)になって東京創元社より本書の文庫化のお話をいただき、2001年の後半に創元ライブラリの一冊として文庫版「サバービアの憂鬱」を出せることになりました。93年からだいぶ時間も経っていますので、文庫版は大幅に手直しを加える予定で、加筆を進めています。最終的には、書き下ろしに近いものになるのではないかと考えています。このコーナーでは、単行本「サバービアの憂鬱」の目次や、この本の刊行後に雑誌に書いたサバービア関連の原稿を公開していきます。また、文庫版が出たあとで、それに盛り込めなかった単行本の原稿をこのコーナーにアップすることを検討しております。